ラブストーリー

ウィンザー公爵夫人:情熱の物語

1937年、ウォリス・シンプソンはイギリスのエドワード8世と結婚し、ウィンザー公爵夫人となります。大胆なアメリカ人女性とイギリス王位継承者の結婚は多くの議論を巻き起こしますが、その結果としてエドワード8世は1936年、愛する女性と結婚するために王位を退位しました。

世界に知られるこのふたりのラブストーリーは、ヴァン クリーフ&アーペルの数々の傑作の中に反映されています。彼らはジュエリーに対する情熱を共有していました。公爵はメゾンのデザイナーと多くの時間を費やし、公爵夫人のために捧げるジュエリーの制作に関わりました。ルビーとダイヤモンドの「クラヴァット」ネックレス(1936年)、サファイアとダイヤモンドの「ジャルティエ」ブレスレット(1936年)、そしてダイヤモンドとミステリーセットによるルビーの「ドゥ プリュム」クリップ(1936年)など、傑作が並ぶジュエリーの一例です。 

メゾンと親しい関係にあったウィンザー公爵夫人はまた、ヴァン クリーフ&アーペルの当時のアーティスティックディレクター、ルネ・ピュイサンにジップ ネックレスの実現を促した人物とも言われています。ジッパーを開けば首元を飾るネックレスとして、閉じれば手首にブレスレットとして着けることのできるそれは、彼女の人生と同じく美しく大胆なジュエリーでした。

  • ウィンザー公爵夫人が所有していたクラヴァット ネックレスのデッサン、1939年、ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス

    ウィンザー公爵夫人が所有していたクラヴァット ネックレスのデッサン、1939年、ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス