伝説

フローレンス・ジェイ・グールド:時代のアイコンとなった女性

ヴァン クリーフ&アーペルは、アメリカの鉄道王フランク・ジェイ・グールドの妻であり、アメリカの社交界で知られたフローレンス・ジェイ・グールドと親密な関係を築いていました。彼女は自ら文学サロンを開催したことでも知られ、その参加者にはF・スコット&ゼルダ・フィッツジェラルドやアンドレ・ジッド、ジャン・コクトーやサルバドール・ダリなどの文化人が名を連ねました。彼女はまたメゾンの共同創業者であり、エステル・アーペルの甥であるシャルル・アーペルに、ヴァン クリーフ&アーペルの象徴となる「ミノディエール™」誕生のきっかけを与えた人物でもあります。ある夜、シャルルは彼女が、化粧品などの外出に必要な品々をありふれた缶に入れて持ち歩いているのを見て、おしゃれな女性たちが携帯品を収めることのできる小さなケースを創るアイディアを思い付いたのです。

  • ブループリンセス サファイアを使ったネックレスのデッサン、1955年頃、ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス

    ブループリンセス サファイアを使ったネックレスのデッサン、1955年頃、ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス

このようにメゾンの特別な顧客であったフローレンス・ジェイ・グールドのコレクションには、「ブループリンセス」サファイアネックレス(1956年)、「マティーニ カクテル」ブレスレット(1937年)が含まれています。

  • ヴァニティケース、1925年頃、ヴァン クリーフ&アーペル コレクション

    ヴァニティケース、1925年頃、プラチナ、イエローゴールド、天然パール、エナメル、ダイヤモンド。慈善家・実業家であったフランク・ジェイ・グールドの妻、フローレンス・ジェイ・グールドのかつてのコレクションに含まれていたジュエリー、ヴァン クリーフ&アーペル コレクション